ご丁寧にありがとうございますを皮肉しない方法を分かりやすく3分で解説

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取引相手や目上の方に対して、

「わざわざご丁寧にありがとうございます」

は日本語の文法的には正しいです。

しかし、人にとっては皮肉なフレーズと受け取られる場合も。

一体、何が問題なのでしょうか?

 

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冗長すぎるので、慇懃無礼(いんぎんぶれい)に

「わざわざご丁寧にありがとうございます」

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「ご丁寧なことに、わざわざそこまではやらなくていいのに、余計なことを…」

とも解釈でき、有難迷惑だったことを強調します。

 

また、このことから上から目線で言われているように受け取る人も多く、嫌味に感じてしまいます。

 

「ご丁寧にありがとうございます」を嫌味にしない使い方

高級住宅街のおば様方の井戸端会議をイメージしてしまう言葉です。

(表面上は褒めていても、裏では否定しているようなニュアンス)

どうやったら回避できるのでしょうか。

 

「ご丁寧に」の「ご」は不要

「ご」を付け過ぎると大げさになり、へりくだり過ぎた印象を与えます。

それがかえって、皮肉めいた意味合いを与えてしまいます。

ですので、「丁寧に連絡」で十分です。

 

「ご丁寧に」の後に具体的な行動を入れる

「ご丁寧に”メールをいただき”、ありがとうございます」と何をしてもらったのか具体的な部分を略さずにお礼を言うほうがまだ良いと思います。

それでも、「ご丁寧に」というフレーズに嫌味がありますね…

 

「丁寧に」でなく「丁寧な」にする

「ご丁寧メールをいただき、ありがとうございます」

若干ですが、ニュアンスが変わります。

「ご丁寧にも」という嫌味フレーズを無理やり回避しているイメージです。

 

「ご丁寧に」はいっそ使わないのが無難

以下が類義語です。

  • 「丁重にもご連絡いただき恐縮でございます」
  • 「この度はご連絡いただきありがとうございます」
  • 「ご多用の所、メールをありがとうございます」
  • 「お忙しい所、メールをいただき感謝申し上げます」

 

また、枕詞はなくしてシンプルに「メール、ありがとうございます」で十分です。

 

いずれにせよ、過剰な表現はトラブルの元。

丁度良い加減のビジネスマナーが必要ですね。