シュールの意味を簡単にすると?シュールレアリズムの使い方を3分で分かりやすく解説

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「シュール」とは、

現実離れした、理解不能な世界の見方・とらえ方

というものが本来の意味です

 

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シュールの語源と由来はシュールレアリスム

フランス語のシュールレアリズム(surréalisme)からきています。

詩人アンドレ・ブルトンが提唱しました。

 

一般的な使われ方

普段、皆さんはこのような使われ方を耳にするのではないでしょうか?

 

「このお笑い芸人、すごいシュールだね!」

 

 

この意味としては

  • 俺には理解できない
  • 私には理解不能だけど、興味深い
  • 全く分からんけど、なんかツボにはまる

という解釈で OK です。

 

  • ありそうでない
  • 絶妙な感じ
  • 微妙な感じ

およそこのような、なんとも言い難い、ハッキリしない言葉の使い方で構いません。

 

元々は「笑い」とは関係ない

本来、シュールとは理解不能であったり、思考停止をする・現実離れした状況を言っています。

そのため、近年で使われてるような

  • クスクス来る面白さ
  • じわじわ来るようなお笑い
  • 微妙に、絶妙にダサくて笑える

というような語源的なニュアンスではありません。

※間違っているわけではないですが、お笑いに限定した使われ方が近年では流行っています。

 

「シュール」と「スベっている」の違い

お笑い芸人を見ていると、「面白い人」と「面白くない人」がいますね?

その差はなんなのでしょうか。

 

シュールというのは「感じ方」です。

ですので言ってしまえば、人それぞれの価値観に依存します。

 

観客がその光景を「面白い」と思い、ハマれば、笑いの一種になるということです。

ですので、ある人から見れば、滑っていて面白くない芸でも、別の人から見ればシュールで面白い喜劇になるのです。

笑いのツボは人それぞれ、ということですね。

 

芸術作品におけるシュールの表現方法

アートにおいては「でたらめでありながら、美しいと感じている心」という意味です。

例えば、ピカソなどが良く知られている表現です。

 

  • 現実感がないが、作品としてギリギリ崩壊していない
  • 不思議さと美しさがなんとも言えないハーモニーを作り出している

という表現方法になります。

 

カオス(混沌)と違い、崩壊せず調和があることが分かります。

 

映画作品におけるシュールの使用方法

いい意味でも悪い意味でも、感慨深い作品として

  • 理解不能なオチ
  • 不条理な結末

のような作品を示すことが多いです。

 

例えば

  • 突然の事故死で幕引き
  • 地球爆発エンド(笑)

こちらも芸術作品と近い表現方法のため、必ずしも笑いだったり、面白いと言う捉え方ではありません。

多くは具体的な未来を示すわけでなく、悲劇的な終わり方を作品ですね。

 

いずれにせよ記憶に残ることは確かです。

印象に残り、心を動かし、感動する。

そのような意味では間違いありません。