コンセプトの意味とは?英語の語源から分かりやすく3分で解説

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コンセプトの意味とは「概念」です。

概念とは、

  • 意想
  • 思い
  • 考え
  • 物事の本質
  • 大まかな意味

を表しています。

 

このように非常に抽象的で分かりにくい意味合いを持っています。

 

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コンセプトはビジネスシーンでは必須

企業におけるコンセプトとは、企業理念・企業イメージ・ブランド草案を表しています。

ビジネスシーンにおけるコンセプトは、企業の経営やプロジェクトの推進にあたり、経営の方向性や意思決定する際の骨子となります。

 

「私たちの企業はどういう目的をもって、お客様にどんなサービスを提供するのか」

会議などのプレゼンテーションでお客様に最初に説明するスライドも「コンセプト」が多いです。

 

他にも、日常生活では

「お笑いテレビ番組のコンセプトが似てる」=雰囲気が似てる

⇒大雑把な空気感とも言えますね。

 

コンセプトの対義語は「具体的」

コンセプト=概念です。

概念にはレベル感(階層)があります。

  1. 上位の概念(より抽象的・戦略にあたる)
  2. 中位の概念(中間概念・テーマとも言う)
  3. 下位の概念(より具体的・戦術にあたる)

 

上位の概念は下位の概念をマトリョーシカ人形のように内包しているので、矛盾は生じません。

その代わり、上位ほど、ざっくりし過ぎていて分かりにくいものです。

 

飲食店で言えば、

上位は「お客様に笑顔を」

中位は「他店よりも高級路線で差別化し、顧客満足を得る」

下位は「お肉を高級国産の村上牛として、仕入先は新潟の○○株式会社」

このように、下位ほど現場レベルで即実行できる手段となり得ます。

 

【英語】コンセプトの語源

  1. 「con」は「いっしょにする」
  2. 「cept・ceive」は「つかまえる」

 

また、コンセプトの語源は、妊娠する(Conceive)と同じ語源。

コンセプトから具体的な行動が生み出されるので、「妊娠」という語源は非常に合っていますね。

 

和製英語となっているコンセプト用語

コンセプトという言葉は、ビジネスと非常に相性が良い用語です。

 

コンセプトマップ マインドマップ)

コンセプトマップ(concept-map)とは、考えを整理し、表現するためのツール。

概念間の関係を階層化することができる。

 

デザインコンセプト

デザインコンセプト(design-concept)とは、デザイナーの創作意図や目的、思い
また、概念を設計すること

 

コンセプトアイテム

コンセプトアイテムとは、(concept-item)ある統一された思想や観点をもと、作られた品物・商品群

ある意味、この世で生み出される商品は全て「コンセプトアイテム」なのかも。

 

コンセプトウォッチ

試作品の時計。商品化は基本的に未定。

例えば、反時計回りに回る腕時計など。

実験段階の物や実用性を無視した物も多い。

 

コンセプトフォト(≒宣材写真)

コンセプトフォトとは、商品のイメージを想起させる写真。

CDジャケットアルバムなどのコンセプトとなる写真など。

宣材写真とは、少し意味合いが異なるが、オーディションなど芸能人を最もよく表現する宣伝用の写真のこと。

 

コンセプトウイルス

コンセプトウイルスとは、セキュリティホールの問題を調べるために、試験的に作成されたコンピュータウイルス。