コンセプトの意味とは「概念」です。
概念とは、
- 意想
- 思い
- 考え
- 物事の本質
- 大まかな意味
を表しています。
このように非常に抽象的で分かりにくい意味合いを持っています。
コンセプトはビジネスシーンでは必須
企業におけるコンセプトとは、企業理念・企業イメージ・ブランド草案を表しています。
ビジネスシーンにおけるコンセプトは、企業の経営やプロジェクトの推進にあたり、経営の方向性や意思決定する際の骨子となります。
「私たちの企業はどういう目的をもって、お客様にどんなサービスを提供するのか」
会議などのプレゼンテーションでお客様に最初に説明するスライドも「コンセプト」が多いです。
他にも、日常生活では
「お笑いテレビ番組のコンセプトが似てる」=雰囲気が似てる
⇒大雑把な空気感とも言えますね。
コンセプトの対義語は「具体的」
コンセプト=概念です。
概念にはレベル感(階層)があります。
- 上位の概念(より抽象的・戦略にあたる)
- 中位の概念(中間概念・テーマとも言う)
- 下位の概念(より具体的・戦術にあたる)
上位の概念は下位の概念をマトリョーシカ人形のように内包しているので、矛盾は生じません。
その代わり、上位ほど、ざっくりし過ぎていて分かりにくいものです。
飲食店で言えば、
上位は「お客様に笑顔を」
中位は「他店よりも高級路線で差別化し、顧客満足を得る」
下位は「お肉を高級国産の村上牛として、仕入先は新潟の○○株式会社」
このように、下位ほど現場レベルで即実行できる手段となり得ます。
【英語】コンセプトの語源
- 「con」は「いっしょにする」
- 「cept・ceive」は「つかまえる」
また、コンセプトの語源は、妊娠する(Conceive)と同じ語源。
コンセプトから具体的な行動が生み出されるので、「妊娠」という語源は非常に合っていますね。
和製英語となっているコンセプト用語
コンセプトという言葉は、ビジネスと非常に相性が良い用語です。
コンセプトマップ マインドマップ)
コンセプトマップ(concept-map)とは、考えを整理し、表現するためのツール。
概念間の関係を階層化することができる。
デザインコンセプト
デザインコンセプト(design-concept)とは、デザイナーの創作意図や目的、思い
また、概念を設計すること
コンセプトアイテム
コンセプトアイテムとは、(concept-item)ある統一された思想や観点をもと、作られた品物・商品群
ある意味、この世で生み出される商品は全て「コンセプトアイテム」なのかも。
コンセプトウォッチ
試作品の時計。商品化は基本的に未定。
例えば、反時計回りに回る腕時計など。
実験段階の物や実用性を無視した物も多い。
コンセプトフォト(≒宣材写真)
コンセプトフォトとは、商品のイメージを想起させる写真。
CDジャケットアルバムなどのコンセプトとなる写真など。
宣材写真とは、少し意味合いが異なるが、オーディションなど芸能人を最もよく表現する宣伝用の写真のこと。
コンセプトウイルス
コンセプトウイルスとは、セキュリティホールの問題を調べるために、試験的に作成されたコンピュータウイルス。