周り・回り・廻りの違いとは?意味を具体例で分かりやすく3分で解説

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  • 周りとは、周囲のこと。
  • 回りとは、クルクルまわる回転のこと。
  • 廻りとは、めぐって、元の所に戻る循環のこと。

 

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周り・回り・廻りの具体例と使い分け

周り

  • 池の周り
  • 周りの人と比べる
  • 周りを見渡す

 

回り

  • 時計回り
  • エンジンの回りの調子が悪い
  • でんぐり返しの回りができない

 

廻り:※基本的に「回り」でも良い

  • 金廻りの良かった
  • 先廻りして待った
  • 空廻りをする
  • 水廻り

 

上記を組み合わせ:

  • 地球の周りを回る

 

「客先周り」ではなく、「客先回り」が正しい

×客先周り:客先の周囲。

客先回り:客先を1つ2つと訪問していく。(行動)

お客さんの所を巡回するので、回りが正しいです。

 

なぜ違和感を感じるのかというと、

  • 周りとは、場所・範囲
  • 回りとは、行動・動き

だからでしょう。

 

周り・回り・廻りの由来

  • 「周」は、あまねく行き渡るという意味。
    そこから、その回り・周囲を意味する。

 

  • 「回」は、回転するさま
    他にも、小さい囲いの外に、大きい囲いをめぐらしたさま。

 

  • 「廻」は、「回」と同系の字。かえる(かえす)、循環、巡ると同義。
    「回」に「廴」(進み歩くこと)を付けた会意兼形声文字。

「囲り」で「まわり」とも読まないので注意

「周囲」という漢字から、つい「囲り」と書いてしまうこともありますが、正しくありません

囲む(かこむ)のみです。

どうして分からない場合は、ひらがなの「まわり」で十分です。

 

【まとめ】最後に一押しの解説

  • 周りはその辺り、目の届く範囲
  • 回りは一回転、360度の動き
  • 廻りは巡り。1周して元に戻る