ゼミナールとは?文系大学におけるカリキュラムについても分かりやすく3分で解説

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  • ゼミナールとは、自分で選択する参加型の講義のこと。
  • ゼミはその略語。

 

  • カリキュラム(curriculum)とは、履修科目の日程のこと。

 

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ゼミと普通の講義・授業とは違い

学部の通常の講座は、受身の授業です。

一方でゼミとは、卒論を製作するのが主な目的の参加型の演習です。

 

一般の講義とは受け身で楽ちん

100人が入るほどの大教室で教授が講義をする違いはありますが、高校生活とさほど変わらない気分で受けられます。

カリキュラムをある程度自分で調整できるので、好きな講座を選ぶことができます。

出席も取らない講義も多いので、高校以上に自由度が高いです。

その代わり、欲に任せれば、あっという間に単位を落とし、留年になります。

 

ゼミナールは、たくさん勉強するので、きつい

ゼミは、全員の中で発表し、討論していく授業です。

教授の専門の分野を2~3年生の専門過程で入る、10人~25人前後のグループです。

演習形式で「あるテーマ」について議論し、質疑応答をします。

順番に、事前勉強して教授や他のゼミ生の前で発表することから、準備の大変さ、緊張感からキツイと誰もが言います。

 

ゼミの入り方・選び方

基本的に、教授が選考して参加が認められます。

成績をみたり試験をして選別する教授もいれば、無条件で全員入れる教授もいます。

 

ゼミ説明会でゼミの概要と目的を確認します。

友達と一緒に同じゼミという人も多いです。

 

4年生になると卒業研究を行い教授の指導を受けますが、卒業論文は課す教授と課さない教授がいます。

何でもいいので、とりあえず書けば受け取るという教授もいます。

 

サブゼミというものがあり、上級生が下級生に勉強を教えるようなものも大学によってはあります。

助手として大学院生が手伝うこともあります。

 

ゼミで将来がおおよそ決まるといっても過言ではない

ゼミが有名・有力かどうかで就職にも影響します。

いわゆる「コネ入社」です。

大学教授と有名企業が産学連携のため、繋がっていることはしばしばで、そのコネクションを利用します。

 

また、夏休みには勉強合宿をするゼミも多いです。

苦楽を共にしたゼミ仲間ですから結束が固く、卒業後でも教授を囲んでのOB会も行われたりします。

言うなれば、「人脈の宝庫」だったりします。

 

ゼミは苦しいだけじゃない!!恋も遊びもゲット!?

同じゼミ仲間におけるカップル率は非常に高いそうです。

 

またゼミの中には、

  • ジャンゼミ(麻雀ゼミ)
  • 飲みゼミ
  • 競馬ゼミ
  • パチンコゼミ

のような表向きとは裏腹に、遊びまくるサークルと大して変わらないものもあるそうです…

ゼミの評判は事前にチェックした方がよさそうです。

 

ゼミナールの語源はセミナーと同じ

ゼミナールは、セミナー「seminar」のドイツ語読み。

ちなみに、seminarはラテン語のseminarium(苗床)が語源です。